グッドデザイン賞初となる公開審査に潜入!!

グッドデザイン賞初となる公開審査に潜入!! 

 ■グッドデザイン賞 特別賞審査会

http://www.g-mark.org/activity/2018/presentation.html

おしゃれなものや、かっこいいものに 「グッドデザイン賞受賞!」と書かれているの見たことありますよね? 

最近は、サービスやビジネスモデルなんかも、受賞していて、その審査会が初めて一般公開されると聞きつけ、行ってきました!!

個人的にとても興味深かったのが、↓↓の3つ!



デザインは命をも救う! 災害医療支援電子システム [J-SPEED+] 

 ・被災地のドクターなど医療支援者が、どこでどんな医療活動を行ったかの日報を共有し、医療活動データを蓄積。 

・どんな医療が効果があったかか、どこにどれだけ困っている人がいるのかが一目でわかる。

 ・独自のサーバーも持っているため、通信網が遮断されても耐えうる ・日報も10秒程度で完了する!UIデザインを駆使し、ボタン選択式で、直感で作業できる 



 会場がどよめき、個人的にも、心が騒ついたのが↓↓ 

被曝の森のライブ音 東大の教授のプロジェクト

東日本大震災による原発事故により、福島の帰還困難区域の今のこの瞬間の環境音をリアルタイムに24時間配信するというもの。

なんかこう、会場中がちょっとピンときていない雰囲気だったのですが、 この配信の研究目的について、質疑応答があり皆驚愕… 


帰宅困難区域の鳥の鳴き声に着目して被爆被害を研究。 実際に鳴き声が変わったことが研究の結果明らかになったとのこと。 (補足:被爆被害は甲状腺(喉)に一番影響が出る。人においてはまだ被害規模はわかっていないのです…) 


世界的にもかなりのインパクトがある研究結果だったとのこと。

 今まで根拠のない記事、半ば中傷のような記事に振り回されてきた、故郷福島。 

こうした研究結果は、悲しくなるけれど、一方でこうした政治や社会の圧力に屈しない研究というのはとても貴重だと感じました。 



 会場が拍手喝采で、個人的にも最高のグッドデザイン!と思ったのが↓↓ 

ぬいぐるみのための専門病院 [ぬいぐるみ病院] 

 ぬいぐるみのことは、患者さんと呼び、外科、皮膚科、内科に分かれている。 

人気が殺到して、入院1年以上待ち!! 

小さいころに、大好きだったぬいぐるみは、確かに今でも命が吹き込まれているように思う、そんな誰もが抱く気持ちを共感、受け止めてくれる素敵な病院。 


面白かったのは質疑応答 。

・依頼される人の年齢層は? 
 →「患者さんのご家族は 30~40歳が9割。男性も意外に多い。」

 ・海外からの依頼も多いのは? 
 →「海外からの依頼が今急増中。でも患者さんの大切な命をEMSで送ることはできない。なので、来日するタイミングで治療をするようにしている」  


もう、この徹底した信念が素敵すぎ!あっぱれ!!!!!!!!   

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